久我くんの過保護が止まらない!
昼休み。

いつもなら陽菜の席へ向かうはずの湊が、珍しく教室を出ていった。

「……?」

それを見送った陽菜は首を傾げる。

てっきり今日も当たり前のように、

『陽菜、弁当。』

と後ろから現れると思っていたのに。

「珍しいね、湊くんが一人でどっか行くの。」

友人の言葉に、陽菜は少し考える。

「うーん……。」

でも、湊が何か用事があるなら邪魔をする気もない。

「すぐ戻ってくるんじゃないかな。」

そう言って笑った。

一方、湊が向かった先は屋上だった。

扉を開けると、そこには先に来ていた渚がいた。

「来てくれたんだ。」

「呼び出したん渚やろ。」

湊はいつもの無表情のまま、少し離れた場所に立つ。

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