久我くんの過保護が止まらない!

コミュ力低下は止まらない

五時間目は英語だった。

担当教師が教室へ入ってくるなり、教科書を机に置いて言った。

「今日はペアワークやるぞー」

教室が少しざわつく。

嫌な予感しかしない。

そして予感は当たる。

「男女でペア組め」

次の瞬間。

教室中の視線が一ヶ所へ集まった。

窓際の、久我湊に。

「「「よし」」」

誰も口に出してはいない。

だが考えていることは同じだった。

陽菜は思わず遠い目をする。

(また始まった……)

案の定だった。

「久我くーん!」

「一緒やろ!」

「私まだペア決まってないんだぁ~!」

「私も!」

女子が群がる。

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