久我くんの過保護が止まらない!
見ると新しい花が供えられていた。

陽菜が気付く前にやってくれたらしい。

湊は写真へ視線を向ける。

そして小さく頭を下げた。

言葉はない。

仏壇の写真は何も答えない。

それでも、

この家の時間は今もちゃんと繋がっている。

お母さんがいて。

お父さんがいて。

湊がいて、自分がいる。

陽菜は写真に向かってもう一度微笑んだ。

「また明日も頑張るね」

その言葉に答えるように。

窓の外で夜風がそっとカーテンを揺らした。

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