久我くんの過保護が止まらない!
「お父さん」

「はい」

「昨日どこで本読んでた?」

「デスク」

「じゃあその横の棚」

「なんでわかるの!?」

「わかるから」

数秒後。

「あった!!」

歓声が響いた。

陽菜はもう驚かない。

いつものことだ。

むしろ見つからなかったら心配になる。

そんなことを考えていると、今度は二階から足音が聞こえた。

階段を下りてきたのは湊だった。

まだ少し眠そうで、黒髪がいつもより乱れている。

「おはよう」

「おはよ」

短いやり取り。

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