久我くんの過保護が止まらない!
学校が近づくにつれ、生徒の姿も増えていった。

「あ、陽菜!」

後ろから声が飛ぶ。

振り返るとクラスメイトの女子だった。

「おはよー!」

「おはよ!」

少し話して別れる。

すると今度は前から男子生徒が歩いてくる。

「一ノ瀬、おはよう」

「おはよう!」

また別の子。

「陽菜ちゃんおはよー!」

「おはよー!」

また別の子。

湊は隣を歩きながらぼそりと呟いた。

「知り合い多すぎへん?」

「普通じゃない?」

「普通ちゃうやろ」

校門へ近付く頃には、陽菜は何人と挨拶したかわからなくなっていた。
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