久我くんの過保護が止まらない!
陽菜は力なく言った。

「去年の期末」

「あー」

「数学かぁ」

「伝説のやつだ」

その時、前の席の男子が振り返った。

「予想何点くらい?」

「わかんない」

「七十?」

「もっと下かも」

「一ノ瀬が?」

「今回は本当にやばい」

がっくり。

再び机に沈む。

友人たちはけらけら笑っていた。

「朝から騒いでたもんね」

「聞いてない、聞いてないーって」

「顔真っ青だったなー」

「だってほんとに聞いてなかったんだもん!」

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