久我くんの過保護が止まらない!
その一言に、教室中が吹き出した。

「理不尽!」

「久我くん悪くない!」

「逆恨みだ!」

大笑いである。

湊も肩を震わせていた。

「陽菜」

「なに」

「昨日ちゃんと勉強せんから」

「うるさい」

「自業自得」

「知ってるってば!」

机に額をぶつける。

ごん。

鈍い音がした。

その様子を見ていた友人たちは腹を抱えて笑っていた。

「ほんと珍しい」

「完璧そうに見えて意外と抜けてるよね」

「わかる」

「これ以上傷えぐらないで……」

陽菜は力なく呟く。

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