久我くんの過保護が止まらない!

テンプレ展開は止まらない

昼休みのチャイムが鳴った。

途端に教室の空気が緩む。

陽菜の席の周りには早速友人たちが集まり始めていた。

「今日のお弁当なにー?」

「コロッケ」

「やったー!」

「あげないよ?」

いつものやり取り。

いつもの昼休み。

一方その頃。

湊は席を立っていた。

目的地は決まっている。

陽菜の席だ。

朝作ってもらった弁当を回収しに行くだけである。

ただそれだけ。

――のはずだった。

「久我先輩」

聞き慣れない声がして足を止める。

振り返ると、廊下に女子生徒が立っていた。

見覚えはある。

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