久我くんの過保護が止まらない!
そんなこんなで迎えた、その日の放課後。

終礼を終え、湊は竹刀袋を肩に掛けて教室を出る。

剣道部の練習は今日もある。

県大会も近い。

正直面倒ではあるが、部員たちに引きずられるようにして始めた剣道も、今ではそれなりに嫌いではなかった。

廊下を歩いていると。

「久我先輩」

また呼び止められた。

聞き覚えのない声だった。

湊は足を止める。

振り返る。

そこには女子が二人。

いや。

正確には三人いた。

「……何」

その瞬間。

湊は無表情のまま固まった。

見覚えがあったからだ。

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