久我くんの過保護が止まらない!
昼休みに振った女子。

その本人が、

女子二人の後ろに隠れるように立っていた。

しかも。

「ひっく……」

泣いていた。

めちゃくちゃ泣いていた。

目は真っ赤で鼻も赤い。

なんならぐすぐすしている。

「……」

湊は天井を見上げた。

嫌な予感しかしない。

そして大体こういう予感は当たる。

案の定だった。

「先輩」

前に立つ女子の一人が口を開く。

「今日、紗希を振りましたよね?」

「たぶん」

「たぶんじゃありません」

「まぁ......」

「振りましたよね?」

「..........振ったよ。それが?」

ため息交じりにそう答えると、湊はめんどくさそうに前髪をかき上げた。

女子たちの眉がぴくりと動く。

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