久我くんの過保護が止まらない!
どうやら正直すぎたらしい。

「紗希、すごく傷ついてるんです!」

「そら振られたら傷つくやろ」

「なら!」

「だから曖昧にせんかったんやけど」

女子たちが詰まる。

湊は本気で意味が分かっていなかった。

だから困っている。

「変に適当なこと言うほうが失礼やろ」

淡々と言う。

「付き合う気ないのに保留したり悩んだふりする方があかんやん」

それは確かに正論だった。

実際、湊は最初から誠実に断っている。

だが。

感情は理屈だけでは整理できない。

「でも!」

「先輩の言い方のせいでもあるじゃないですか!」

「はぁ?言い方?」

「好きな人いるからって!」

その言葉に、後ろで泣いていた女子がびくりと肩を震わせた。

ああ、そこか。

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