久我くんの過保護が止まらない!
すると、近くで見ていたマネージャーの女子が苦笑した。

「一ノ瀬さん来ると毎回こんな感じなんだよね」

「ん?」

「久我くんのことだよ」

陽菜が首を傾げる。

「そうなの?」

「そうだよ~~」

即答だった。

「今日、今ので何本目だと思う?」

「え、何本目?」

「八本」

「え」

「まだ始まって三十分なのにね。」

陽菜が瞬きをする。

そんなにすごいのか。

申し訳ないけど、私の動体視力ではよく分からない。

すると別の部員が会話に入ってきた。

「というか機嫌いいんだよな今日」

「わかるー」

「それな」

「え、そうなの?」

陽菜は思わずコートの中央を見る。

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