久我くんの過保護が止まらない!
そこにはいつもの湊がいた。

無表情で佇む無愛想な高身長。

相変わらず、初対面の人が見たら腰を抜かしそうだ。

「全然わかんないや」

「一ノ瀬さんは不機嫌なあいつ見たことないからなー」

「俺らにはわかる!!!」

「今日テンション高いよな」

「?え、どこが?」

意味が分からなかった。

そんな話をしていると。

「久我ぁ!」

部長が竹刀を肩に担ぎながら叫んだ。

「次の対戦俺な!」

「はいはい」

「手加減なしな!」

「それ毎回言うてるやん」

「今日は負ける気しねぇ!」

「へぇ~」

その返事がやたら挑発的だった。

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