儚い君と恋をする。
…まだ私と同い年ぐらいなのに、ちょっと可哀想だな…。
いつの間にか彼を見つめていた私は、こちらに振り返った彼と目がパチッと合ってしまった。
あ、やばい…。
幽霊と関わってもロクなことない。
私は急いで視線を逸らして、再び目の前を流れる川に視線を戻した。
すると
「…ねぇ、俺の事見えてんの?」
「…えっ」
視線を上げるとさっきまでぼんやりと佇んでたはずの…幽霊の彼だった。
彼は、黒髪をサラサラと揺らした綺麗な顔の男の子だった。