儚い君と恋をする。
私が枕を投げつけると、すり抜けてなんともないれいくんは意地悪そうに笑うと
「ははっ!っんなの、きかねーよ」
声をあげて笑うれいくんは楽しそうで私も笑いがこぼれる。
中身も何もないありきたりな会話だけど、そんなくだらないやり取りがすごく楽しくて心地よかった。
「ねぇねぇ、れいくん」
「…まだなんかあんのか?」
「べつになんでもない……
……明日も、学校一緒に行く?」
そんな不安そうな私にれいくんは優しく笑うと
「しゃーねーな、お前が友達いなくて寂しそうだから明日もついてってやるよ」
「もうっ!それ言わないでよ」
だけど、私の口元は嬉しくてどうしようもなく緩んでいた。
そんな私を見ていたれいくんも優しく笑った。