儚い君と恋をする。

あの日かられいくんは、私の学校に着いてくるようになった。

あんなに憂鬱で嫌だった学校も、れいくんが一緒にいると、毎日が楽しくてキラキラとしていた。

いつの間にか、退屈だった日常は楽しいものに変わり始めていた。


「なな、歩くのおせぇー、もっとシャキシャキ歩けよ」

「幽霊のれいくんと違って、歩くの超大変なんだよっ、カバンだって重たいんだからっ」

「覚えてねーからしらねーよ」


誰もいない通学路で、二人でたわいもない話をしながら楽しく歩いて登校するのも最近ではいつもの日常だ。



学校に着いてからも、れいくんはずっと私のそばにいてくれて一度も離れたことはない。


「あいつ、何してんのかな?」

れいくんの指さす先には鏡を見て変顔をしてる人がいて

「ふふっ…ちょ…笑わせないでよっ…変に思われちゃうじゃん…ふっ」


いつもなら長く感じる休み時間もれいくんと過ごす休み時間はあっという間に感じるほど楽しかった。

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