儚い君と恋をする。
そんな彼に私は、とびっきりの笑顔をプレゼントする。
「私がブレスレットに込めたれいくんを想う気持ち最強だねっ!
どうだっ!参ったかぁ!えへへっ」
夕暮れの教室に私の弾んだ声が響く。
そんな私に呆気にとられたような顔をしたあと、私をじっと見つめたれいくんは、今までで一番優しい笑顔を浮かべた。
「…ふっ…そうだな、お前の気持ち最強だわ」
私はれいくんの手を、溢れる気持ちを込めてぎゅっと握る。
これから始まる夏休みが、とても楽しくなるような予感がした。