儚い君と恋をする。

そんな私の誘いに一瞬顔をキョトンとしたれいくんは、意地悪そうな顔をすると


「夏祭りー?お前人混みとかすぐ迷子になりそうじゃねぇ?」

「…な、なるわけないじゃんっ!」


私がいつもみたいに言い返していると、れいくんは楽しそうに笑う。

そして、私の目の前で黒いブレスレットをつける左手をぶらぶらと見せると


「ふっ…嘘だよ。しゃーないから手繋いでてやるよ」


そう言って笑ったあと、何事も無かったかのようにまた漫画に目を落としたれいくん。


子供扱いするれいくんにむっとなったけど…夏祭りに二人で行けることがすごく嬉しくて楽しみだ。


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