儚い君と恋をする。

決定打になったのは、なながくれた黒のブレスレット。


何故か何も触れない俺が触れれる唯一の物だった。

そのブレスレットからは、ななからの温かい気持ちが流れてきて、本当に俺の事を思って作ったのが分かるすげぇブレスレットだった。


その時が、俺が好きになった決定打だったかな…。


その夜、眠るななを見ていると好きな気持ちが溢れて、触れないってわかってても、ななに触れたくて…左手を伸ばし頬を触ると…触れたんだ。


しかも、なながくれたブレスレットの左手だけ限定でな。


その時思ったよ………


こんな体になっちまって、記憶も何もねぇのにさ…

俺は、世界で一番愛しい女の子を見つけちまったんだと、その時ようやく自覚した。

< 58 / 86 >

この作品をシェア

pagetop