儚い君と恋をする。
お前がこれから一人になっても、この言葉がお前の心の支えになりますように。
そう願いながら、呪文みたいに何度も
「世界一愛してる」と繰り返した。
ななの最後の温もりを忘れたくない俺は、手を強く強く握りしめて
ななへの溢れる俺の愛と幸せを願い続けてひたすら握りしめ続けた。
いつしかあいつの寝息が静かに聞こえ始める。
左手の親指で、眠るななの唇をすっとなぞると、最後のキスを落とした。
愛しいあいつの寝顔を見ながら、ななが一番気に入ってた俺との写真に最後の力を振り絞って別れの言葉を刻む。
そして眠るななの枕元に写真を置いた頃には俺は消えかけていた。
ベッドの横に腰掛けると、すやすやと眠るななの顔を静かに見つめる。