儚い君と恋をする。

「…あーぁ、これだけは持って行けるんだな。お前の気持ち…すげぇなほんとっ」


お前が俺を想って作ってくれたブレスレットに込めた気持ちは、世界のルールさえも変えちまうくらい、最強だな。


手首のブレスレットを愛おしそうに見つめたあと、俺は眠るななの額に、最後にそっと触れた。


なな、約束な。お前がばばぁになるまで、俺はずっとお前を見守っててやる。
だから…幸せにぜってぇなれよ。


俺の世界一愛してるなな…またなっ


朝日が部屋に差し込み始めた瞬間、俺の体はブレスレットと一緒に静かに消えた。
< 64 / 86 >

この作品をシェア

pagetop