儚い君と恋をする。
あのブレスレット…彼はれいくんだ。
だけど……なんで忘れちゃったの?
あなたと一緒に過ごした日々は……
私しか覚えてないの?
あんなにたくさん「愛してる」を私にくれたのに……っ
「ばばぁになるまで見守ってる」って、それは私をずっとずっと忘れずに見ててくれるってことじゃなかったの……っ
忘れるなんて……酷いよ辛いよ悲しいよっ
唇をぎゅっと噛んで涙をこらえる。
現実はこんなにも過酷だけど、どんなに辛くてもこんな事に負けたくないよ…っ
いなくなったあの日から、今でもずっとれいくんだけが好きで好きでたまらなかった。
忘れられなかった。
目の前にいるのなら、やる事は一つだと思うのっ。
私は悲しくて胸が締め付けられる想いを堪えて、遠ざかっていく彼の背中に、必死に叫んだ。
「待って……っ!!れいくん……じゃなくて、名前を…名前を教えてくださいっ!」