独占欲の強い幼馴染はいつも私を噛みたがる。
 
「……美咲は多分今も優斗の家にいるよ」
 由紀は静かに言った。

「翼と美咲が喧嘩したあの日、美咲と優斗の家に行った。美咲は家に帰れない理由があったのか優斗がそのまま家に泊まったらいいと言って。」

 そして自分は家に帰り、美咲を優斗と2人きりにした。
 美咲から後日、由紀の家で1週間泊まることになったと親に言ってもいいかとアリバイ工作の連絡が来た。
 勿論いいよと返信を返した、と翼に話す。

「そこからは私も知らない……連絡をとってないから」
「……そうか」

 翼は下を向いたまま考えているようだった。
 黙り、沈黙が続いた後。

 彼は答えが出たように由紀に聞いた。

「明日の夕方、優斗の家に行きたい。場所を——」


 翼と由紀はそのまま、そこで話を続けた。
 
 
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