こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
マンションの前の道路に止まる大きな車の前に万葉が立っていて、彩羅はどきっとした。
今日もかっこいい。
険しい顔でスマホを見ていた彼は彩羅に気づくとふっと表情を緩め、彩羅の心臓がまたどきっと鳴った。
「お待たせしました」
「……かわいいな」
「ありがとうございます」
彩羅はどうしたらいいのかわからなくてもじもじした。
無言が返ってきて、いたたまれなくて顔を上げると、照れたように顔をそむける万葉がいた。
羊さんこそ、かわいい。
彩羅はうつむき、こっそりと笑みをこぼす。
彼が手を出してくるからなにかと思ったら、彩羅のコートとバッグを受け取り、後部座席に置いてくれる。さらに。
「どうぞ」
万葉がドアを開けてくれて、驚いた。
おずおずと車に乗り込んで座ると、シートは自然に沈み込んで体になじむ。
「閉めるよ」
声をかけて扉を閉め、彼は運転席に乗り込む。
こんなお嬢様みたいな扱いを受けるのは初めてで、鼓動は高まるばかりだ。
彼はサングラスをかけ、車を発進させる。
サングラス姿もかっこいい。彩羅はうっとり見とれそうになり、はっと我に返って前を見る。
小さく縮こまって座っていると、万葉が話しかけてきた。
あたりさわりない世間話から始まり、しだいに共通の趣味である編み物の話へと変わっていく。
今日もかっこいい。
険しい顔でスマホを見ていた彼は彩羅に気づくとふっと表情を緩め、彩羅の心臓がまたどきっと鳴った。
「お待たせしました」
「……かわいいな」
「ありがとうございます」
彩羅はどうしたらいいのかわからなくてもじもじした。
無言が返ってきて、いたたまれなくて顔を上げると、照れたように顔をそむける万葉がいた。
羊さんこそ、かわいい。
彩羅はうつむき、こっそりと笑みをこぼす。
彼が手を出してくるからなにかと思ったら、彩羅のコートとバッグを受け取り、後部座席に置いてくれる。さらに。
「どうぞ」
万葉がドアを開けてくれて、驚いた。
おずおずと車に乗り込んで座ると、シートは自然に沈み込んで体になじむ。
「閉めるよ」
声をかけて扉を閉め、彼は運転席に乗り込む。
こんなお嬢様みたいな扱いを受けるのは初めてで、鼓動は高まるばかりだ。
彼はサングラスをかけ、車を発進させる。
サングラス姿もかっこいい。彩羅はうっとり見とれそうになり、はっと我に返って前を見る。
小さく縮こまって座っていると、万葉が話しかけてきた。
あたりさわりない世間話から始まり、しだいに共通の趣味である編み物の話へと変わっていく。