こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
万葉と別れて車を見送り、彩羅はしょんぼりと帰る。
素敵なレストランのあとでは、自分の部屋が妙にみすぼらしく見える。
出かける前はすごく楽しみだったし、実際に楽しかった。お土産までもらって幸せなはずだ。
なのにどうしてこんなに気持ちが沈むのだろう。
そう思いながらも、まずは彼が編んだというプレゼントの紙袋を開ける。
「かわいい!」
コットン糸で編んだポーチだった。がま口なのもかわいい。クリームイエローが華やかだ。ボディには牡丹のような形の同色の花が編まれて飾られている。
「網目も綺麗。上手。いいなあ」
ため息をこぼしながら、お土産の包みを開ける。
中に入っていたのはカシミヤのストールだ。
エキゾチックな柄が描かれ、手触りはさらりとしている。
カシミヤは繊維の宝石とも言われているが、その中でもさらに貴重なパシュミナかもしれない。手織りともなればさらに貴重だ。
一緒に入っていたのは紅茶の茶葉とコーヒー。
インドは紅茶が有名だが、有数のコーヒーの産地でもある。
彩羅のカフェ好きを考慮してくれたのだろう。
嬉しい。なのに。
彩羅の気分はさらに次第に沈んでいく。
以前くれた愛知のお土産は、庶民も買うような気軽なものだった。
だが、今回は。
高そうなカシミヤのストール。
彼にとってはこれも気軽なプレゼントかもしれないが、生活レベルの違いを思い知った気がする。
素敵なレストランのあとでは、自分の部屋が妙にみすぼらしく見える。
出かける前はすごく楽しみだったし、実際に楽しかった。お土産までもらって幸せなはずだ。
なのにどうしてこんなに気持ちが沈むのだろう。
そう思いながらも、まずは彼が編んだというプレゼントの紙袋を開ける。
「かわいい!」
コットン糸で編んだポーチだった。がま口なのもかわいい。クリームイエローが華やかだ。ボディには牡丹のような形の同色の花が編まれて飾られている。
「網目も綺麗。上手。いいなあ」
ため息をこぼしながら、お土産の包みを開ける。
中に入っていたのはカシミヤのストールだ。
エキゾチックな柄が描かれ、手触りはさらりとしている。
カシミヤは繊維の宝石とも言われているが、その中でもさらに貴重なパシュミナかもしれない。手織りともなればさらに貴重だ。
一緒に入っていたのは紅茶の茶葉とコーヒー。
インドは紅茶が有名だが、有数のコーヒーの産地でもある。
彩羅のカフェ好きを考慮してくれたのだろう。
嬉しい。なのに。
彩羅の気分はさらに次第に沈んでいく。
以前くれた愛知のお土産は、庶民も買うような気軽なものだった。
だが、今回は。
高そうなカシミヤのストール。
彼にとってはこれも気軽なプレゼントかもしれないが、生活レベルの違いを思い知った気がする。