こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
彼はいつもほめ上手で、うっかり調子に乗ってしまいそうだ。
視線を感じて振り向いた彩羅は、そこにいた人物に驚愕した。
なぜここに、事務の月菜が。
にらまれて、彩羅は目をそらす。
もしかして、と見回すと慶太がいる。彼は営業だからこういう場にも来るだろう。彼が月菜を手伝いに呼んだのだろうか。
月菜はシジョウクラフトのブースで設営の手伝いを始めた。
隣だからなにかと接触がありそうだが、極力視界に入れないようにしよう。
万葉はまだ到着していないようだった。
「手芸センタートーカワもヨザワヤも出店してる。見に行きたいなあ」
大手だけではなく個人の出店もある。
出展者はどこもテーブルに完成したクラフト品や手芸用品を並べている。毛糸や布や、そのほかの資材、ハンドメイド用の工具など。
手芸用品はいつも、見ているだけで楽しい。休憩時間になったらまわってみよう。
あと五分で開場です、と案内放送が入った。
たいていのブースは準備を終えているが、一部ではまだばたばたしている。
「あのステージでなにすんの?」
マリリンが拓斗に聞く。
赤い台で作られたステージにはスロープがかけられ、大きなモニターが置かれている。
その脇ではカメラも設置され、テスト撮影が行われていた。
「これ、ちゃんと映ってる?」
「大丈夫、映ってる」
カメラ担当のふたりがあちこちにカメラを向けて撮影の準備をしている。
視線を感じて振り向いた彩羅は、そこにいた人物に驚愕した。
なぜここに、事務の月菜が。
にらまれて、彩羅は目をそらす。
もしかして、と見回すと慶太がいる。彼は営業だからこういう場にも来るだろう。彼が月菜を手伝いに呼んだのだろうか。
月菜はシジョウクラフトのブースで設営の手伝いを始めた。
隣だからなにかと接触がありそうだが、極力視界に入れないようにしよう。
万葉はまだ到着していないようだった。
「手芸センタートーカワもヨザワヤも出店してる。見に行きたいなあ」
大手だけではなく個人の出店もある。
出展者はどこもテーブルに完成したクラフト品や手芸用品を並べている。毛糸や布や、そのほかの資材、ハンドメイド用の工具など。
手芸用品はいつも、見ているだけで楽しい。休憩時間になったらまわってみよう。
あと五分で開場です、と案内放送が入った。
たいていのブースは準備を終えているが、一部ではまだばたばたしている。
「あのステージでなにすんの?」
マリリンが拓斗に聞く。
赤い台で作られたステージにはスロープがかけられ、大きなモニターが置かれている。
その脇ではカメラも設置され、テスト撮影が行われていた。
「これ、ちゃんと映ってる?」
「大丈夫、映ってる」
カメラ担当のふたりがあちこちにカメラを向けて撮影の準備をしている。