こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
「言ってみろ」
「えっと、編み物対決とか……」
月菜は勢いをなくしながらも答えた。
「勝負か。エンタメ性があるな」
万葉は顎に手をやって考える。
「司会は編み物に詳しい方ですのですし、高瀬さんはノリの良い方なのでやっていただけるかと。問題は誰と対決するかですが」
部長が言い添えて、万葉は頷いた。
「相手はなんとかする。その方向で動こう。西垣さん、アイディアをありがとう」
「どういたしまして!」
月菜はぱあっと顔を輝かせた。
万葉にはまったく脈がないと思っていたが、名前を憶えてくれていた上に、アイディアも採用してもらえた。
これは脈ありなのでは?
さらに声をかけようとしたとき。
「専務、高瀬さんがいらっしゃいました」
「わかった」
月菜は社員に連れられた男性に顔を向ける。
やだ、イケオジ。
四十代らしい彼はにこやかで、スーツのインナーはタートルニットだ。よくわからないけど有名で重要人物らしいから、知り合っておいて損はない。
彼はにっこりと万葉に微笑みかける。
「今日はお呼びいただきありがとうございます」
「こちらこそ、ありがとうございます」
万葉と幸次が頭を下げ合う。
「えっと、編み物対決とか……」
月菜は勢いをなくしながらも答えた。
「勝負か。エンタメ性があるな」
万葉は顎に手をやって考える。
「司会は編み物に詳しい方ですのですし、高瀬さんはノリの良い方なのでやっていただけるかと。問題は誰と対決するかですが」
部長が言い添えて、万葉は頷いた。
「相手はなんとかする。その方向で動こう。西垣さん、アイディアをありがとう」
「どういたしまして!」
月菜はぱあっと顔を輝かせた。
万葉にはまったく脈がないと思っていたが、名前を憶えてくれていた上に、アイディアも採用してもらえた。
これは脈ありなのでは?
さらに声をかけようとしたとき。
「専務、高瀬さんがいらっしゃいました」
「わかった」
月菜は社員に連れられた男性に顔を向ける。
やだ、イケオジ。
四十代らしい彼はにこやかで、スーツのインナーはタートルニットだ。よくわからないけど有名で重要人物らしいから、知り合っておいて損はない。
彼はにっこりと万葉に微笑みかける。
「今日はお呼びいただきありがとうございます」
「こちらこそ、ありがとうございます」
万葉と幸次が頭を下げ合う。