こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
「カフェブースでお待ちいただけますか。ご案内します」
月菜の目の前で万葉が幸次をカフェブースに案内する。
開演までは暇よね。私がお話し相手になってあげよう。
月菜はこっそりふたりのあとについて歩いていく。
と、その先では彩羅が外国の女性と英語でなにかを話をしていた。どうやらなにか場所を案内したらしい。
「I hope you have a great time!」
彩羅が告げると、相手は破顔した。
「Thank you!」
彼女が手を振って歩き出すのを、彩羅も手を振って送る。
感じ悪っ。英語ができるからって、なによ。
月菜は不快に目を細めた。
高瀬が席に着くと、月菜はさっと前に回り込んだ。
「初めまして、糸条紡績の西垣月菜です」
「何の用だ」
ぎろっと万葉ににらまれ、月菜はたじろぐ。
「あ、あの、お話し相手に……」
「結構だ。萌木さん、コーヒーを」
「はい」
彩羅はブースに戻り、紙コップのコーヒーをトレイに載せて再び現れる。
「お待たせいたしました」
向かい会って座る万葉と幸次の前にコーヒーを置く。
それから彩羅は意を決したように幸次に話しかける。その頬はバラ色に染まっている。
月菜の目の前で万葉が幸次をカフェブースに案内する。
開演までは暇よね。私がお話し相手になってあげよう。
月菜はこっそりふたりのあとについて歩いていく。
と、その先では彩羅が外国の女性と英語でなにかを話をしていた。どうやらなにか場所を案内したらしい。
「I hope you have a great time!」
彩羅が告げると、相手は破顔した。
「Thank you!」
彼女が手を振って歩き出すのを、彩羅も手を振って送る。
感じ悪っ。英語ができるからって、なによ。
月菜は不快に目を細めた。
高瀬が席に着くと、月菜はさっと前に回り込んだ。
「初めまして、糸条紡績の西垣月菜です」
「何の用だ」
ぎろっと万葉ににらまれ、月菜はたじろぐ。
「あ、あの、お話し相手に……」
「結構だ。萌木さん、コーヒーを」
「はい」
彩羅はブースに戻り、紙コップのコーヒーをトレイに載せて再び現れる。
「お待たせいたしました」
向かい会って座る万葉と幸次の前にコーヒーを置く。
それから彩羅は意を決したように幸次に話しかける。その頬はバラ色に染まっている。