こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
「取り返してくる!」
「待って」
彩羅は慌ててマリリンを止める。
「どうして!」
「自分でやらないといけないと思うから」
「無理だよ、彩羅っち優しいもん」
「大丈夫だから」
「だけど」
「椛川さん」
粘るマリリンを拓斗が止める。
奪われたのは万葉がくれた手編みのポーチだ。
あれだけは絶対に取り返さなくては。
彩羅はぎゅっとこぶしを握り締めた。
翌日、休暇だった彩羅は夕方になったら準備をして家を出た。
目指すは糸条本社ビル。
定時前にはビルの前に立ち、ひたすら正面玄関を見つめた。
月菜は残業を嫌い、定時で仕事を終えることが多かった。
果たして、定時をいくばくか過ぎたタイミングで月菜が出てきた。スマホを見ながら歩いている。
「西垣さん」
彩羅は月菜の前にばっと飛び出した。
「きゃ! なによ!」
月菜は驚きとともに立ち止まる。
「待って」
彩羅は慌ててマリリンを止める。
「どうして!」
「自分でやらないといけないと思うから」
「無理だよ、彩羅っち優しいもん」
「大丈夫だから」
「だけど」
「椛川さん」
粘るマリリンを拓斗が止める。
奪われたのは万葉がくれた手編みのポーチだ。
あれだけは絶対に取り返さなくては。
彩羅はぎゅっとこぶしを握り締めた。
翌日、休暇だった彩羅は夕方になったら準備をして家を出た。
目指すは糸条本社ビル。
定時前にはビルの前に立ち、ひたすら正面玄関を見つめた。
月菜は残業を嫌い、定時で仕事を終えることが多かった。
果たして、定時をいくばくか過ぎたタイミングで月菜が出てきた。スマホを見ながら歩いている。
「西垣さん」
彩羅は月菜の前にばっと飛び出した。
「きゃ! なによ!」
月菜は驚きとともに立ち止まる。