こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
「だったらいじめてない証拠を見せなさいよ」
「ありません。いじめてない証拠なんて不可能です」
彩羅は再び断言し、月菜の目がにやあっと笑みに細くなる。隠し切れない歓喜。
「証拠なんてないのに嘘発言! 虚言癖だわ!」
「彼女が私の編み物を自作発言した証拠はあります」
彩羅の言葉で万葉が手の中のフィンガーマウスを操作し、画面にSNSのスクリーンショットが映る。マフラー、ハンドウォーマー、帽子。
「これは私のアカウントで、SNSに完成作品を投稿していました」
「SNSはやってないって言ってたじゃない!」
「そんなこと言いましたっけ?」
「言ったわよ!」
「そうですか。それはすみませんでした。続いて、西垣さんのアカウントです」
悪びれもせず彩羅は続ける。
画面がパっと変わり、同じようなマフラー、フィンガーレスグローブ、帽子が映る。最後には渋い緑のマフラー。
「俺がもらったやつ」
慶太が唖然とする。
「同じにしか見えん」
課長が目を細め、身を乗り出して画面を見る。
「日付を見てください。どれも私が画像を上げたほうが先です」
「本当だ」
「マジかよ」
課長と慶太の不審の目に、月菜は口の端をひきつらせる。
「ありません。いじめてない証拠なんて不可能です」
彩羅は再び断言し、月菜の目がにやあっと笑みに細くなる。隠し切れない歓喜。
「証拠なんてないのに嘘発言! 虚言癖だわ!」
「彼女が私の編み物を自作発言した証拠はあります」
彩羅の言葉で万葉が手の中のフィンガーマウスを操作し、画面にSNSのスクリーンショットが映る。マフラー、ハンドウォーマー、帽子。
「これは私のアカウントで、SNSに完成作品を投稿していました」
「SNSはやってないって言ってたじゃない!」
「そんなこと言いましたっけ?」
「言ったわよ!」
「そうですか。それはすみませんでした。続いて、西垣さんのアカウントです」
悪びれもせず彩羅は続ける。
画面がパっと変わり、同じようなマフラー、フィンガーレスグローブ、帽子が映る。最後には渋い緑のマフラー。
「俺がもらったやつ」
慶太が唖然とする。
「同じにしか見えん」
課長が目を細め、身を乗り出して画面を見る。
「日付を見てください。どれも私が画像を上げたほうが先です」
「本当だ」
「マジかよ」
課長と慶太の不審の目に、月菜は口の端をひきつらせる。