こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
「まずは彼女から奪ったポーチを返せ。もとよりあれは俺が編んだものだ」
しびれをきらしたように万葉が言う。
「え!?」
「専務が!?」
「嘘……」
慶太、課長、月菜が驚きの声を上げる。
万葉がマウスを操作すると、編んでいる途中の動画が映った。
「これでもまだ自分が編んだというのか?」
月菜は黙ってうつむく。その肩は悔しそうにぷるぷると震えている。
「それなら、ポーチを彩羅にあげたのは商用利用禁止を専務も破ってるんじゃない!」
「本の掲載作品でも私的利用は商用利用には該当しない。そもそもこれは俺がデザインしたものだし、必要なら編み図を出すが君は出せるか?」
月菜はわなわなと震える。どう言い逃れようとしても、彩羅と万葉で必ずふさがれる。
「御曹司なら普通はブランド物をプレゼントするものでしょ、なんで手編みなんて……」
「お前、本当に嘘つきだな! 俺にくれたマフラーも本当は編んでないんだろ!」
慶太が急に立ち上がり、叫ぶ。
「彩羅、悪かった。俺はだまされていたんだ」
慶太は九十度に頭を下げる。
「あなたに名前で呼ばれる筋合いはありません」
彩羅の冷たい目と声に、慶太は愕然と彼女を見る。
「あなたが私にとった態度は忘れないし、許しません」
「そんな……」
「裏切り者! 私のこと愛してるって言ったくせに!」
月菜が慶太を非難するが、慶太はぎろっと月菜をにらむ。
しびれをきらしたように万葉が言う。
「え!?」
「専務が!?」
「嘘……」
慶太、課長、月菜が驚きの声を上げる。
万葉がマウスを操作すると、編んでいる途中の動画が映った。
「これでもまだ自分が編んだというのか?」
月菜は黙ってうつむく。その肩は悔しそうにぷるぷると震えている。
「それなら、ポーチを彩羅にあげたのは商用利用禁止を専務も破ってるんじゃない!」
「本の掲載作品でも私的利用は商用利用には該当しない。そもそもこれは俺がデザインしたものだし、必要なら編み図を出すが君は出せるか?」
月菜はわなわなと震える。どう言い逃れようとしても、彩羅と万葉で必ずふさがれる。
「御曹司なら普通はブランド物をプレゼントするものでしょ、なんで手編みなんて……」
「お前、本当に嘘つきだな! 俺にくれたマフラーも本当は編んでないんだろ!」
慶太が急に立ち上がり、叫ぶ。
「彩羅、悪かった。俺はだまされていたんだ」
慶太は九十度に頭を下げる。
「あなたに名前で呼ばれる筋合いはありません」
彩羅の冷たい目と声に、慶太は愕然と彼女を見る。
「あなたが私にとった態度は忘れないし、許しません」
「そんな……」
「裏切り者! 私のこと愛してるって言ったくせに!」
月菜が慶太を非難するが、慶太はぎろっと月菜をにらむ。