こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
なんで!?
彩羅は混乱するが、力強い腕が自分を拘束しており、その背には彼の温かな体温が伝わる。それだけで、不思議と胃の痛みが引いて、かわりに激しく鼓動を打ち始めた心臓が痛い。
「そんなガルガルするなって。何もしてないよ」
笑い含みで拓斗は両手を広げ、
「まだ今はね」
と挑発的なまなざしで付け加える。
「お前!」
「過保護だなあ。萌木さん、困ってるよ」
万葉ははっと彩羅を見て、慌てて両手を離して一歩を下がった。かと思うと、ばっと勢いよく頭を下げる。
「申し訳ない!」
「い、いえ……」
彩羅はそれだけしか答えられなかった。彼のぬくもりが体中に残っていて、頬がほてる。
「けして不純な気持ちではなく……」
「わかってます、大丈夫です」
彩羅と万葉は照れて背を向け合う。
それを見た拓斗はまた、くくく、とおなかを抱えて笑った。
彩羅は混乱するが、力強い腕が自分を拘束しており、その背には彼の温かな体温が伝わる。それだけで、不思議と胃の痛みが引いて、かわりに激しく鼓動を打ち始めた心臓が痛い。
「そんなガルガルするなって。何もしてないよ」
笑い含みで拓斗は両手を広げ、
「まだ今はね」
と挑発的なまなざしで付け加える。
「お前!」
「過保護だなあ。萌木さん、困ってるよ」
万葉ははっと彩羅を見て、慌てて両手を離して一歩を下がった。かと思うと、ばっと勢いよく頭を下げる。
「申し訳ない!」
「い、いえ……」
彩羅はそれだけしか答えられなかった。彼のぬくもりが体中に残っていて、頬がほてる。
「けして不純な気持ちではなく……」
「わかってます、大丈夫です」
彩羅と万葉は照れて背を向け合う。
それを見た拓斗はまた、くくく、とおなかを抱えて笑った。