こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
昔からこの作戦はうまくいった。みんな「いい人の自分」に酔って私を助けてくれたのに。
私は勝ち組で、彩羅は負け犬がお似合いなのに。
画面を閉じると、客と勝江が話しながらレジに来た。
「毛糸を見るとつい買っちゃって。白はもう持ってるのに、でも色味が違うし、って」
「わかります。どんどん増えますよね。西垣さんもそう?」
勝江が月菜に話をふる。
「前は編み物やってたのよね。どんどん毛糸増えちゃったんじゃない?」
「別に……増えませんけど」
「編んだ作品が増えすぎて困ったり」
「フリマサイトで売ったので。いいお小遣いになりました」
「いいなあ。私はなかなか売れなくて」
「コツがあるんですよ。下手だとダメから」
きゃぴっと答えると、客はなぜか不愉快そうに顔をしかめた。
「お品物、お預かりしますね」
勝江がとりなすように言う。
客が台の上に毛糸を置き、月菜はレジを通す。
ひと玉約五百円。十玉で五千円。
なんて無駄なお金。編んでセーターにするとか、どんだけ暇人なの。
こんなものに夢中になるとか、意味がわからない。
私は勝ち組で、彩羅は負け犬がお似合いなのに。
画面を閉じると、客と勝江が話しながらレジに来た。
「毛糸を見るとつい買っちゃって。白はもう持ってるのに、でも色味が違うし、って」
「わかります。どんどん増えますよね。西垣さんもそう?」
勝江が月菜に話をふる。
「前は編み物やってたのよね。どんどん毛糸増えちゃったんじゃない?」
「別に……増えませんけど」
「編んだ作品が増えすぎて困ったり」
「フリマサイトで売ったので。いいお小遣いになりました」
「いいなあ。私はなかなか売れなくて」
「コツがあるんですよ。下手だとダメから」
きゃぴっと答えると、客はなぜか不愉快そうに顔をしかめた。
「お品物、お預かりしますね」
勝江がとりなすように言う。
客が台の上に毛糸を置き、月菜はレジを通す。
ひと玉約五百円。十玉で五千円。
なんて無駄なお金。編んでセーターにするとか、どんだけ暇人なの。
こんなものに夢中になるとか、意味がわからない。