こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
5
休憩時間に入った彩羅は拓斗が作ったまかないのパスタを食べ、スマホを見る。
と、万葉からメッセージが入っていた。
『話がしたい。時間を作ってもらえないか』
話ってなんだろう。
彩羅は不安に襲われ、スマホをじっと見る。
月菜のことだろうか。
あれからまた接触があって、なにかを言われたのだろうか。
もし彼まで彼女を信じてしまったら……。
そう思ってから軽く首をふる。
大丈夫。青空羊さんはそんな人じゃない。
いつでもいいですよ、と返すとすぐにまた返事が来た。
『告白したいことがある。仕事が終わるくらいにそちらに行く』
告白!?
彩羅は唖然としてスマホを見る。
告白って、告白?
なんで?
呆然として、ぱかーん、と口が開いたままだ。
好きになるできごとなんてあった? ないよね?
万葉の硬派な強面が脳裏に浮かぶ。
一見すると怖い彼だが、笑うといっきに空気が和むのはなんどもあった。その空気は親しい人だけが享受できるものだという優越感は確かにあった。
だけど、恋となると話は変わってくる。