こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
「あーし、これにする」
「きっと似合うよ」
彼女が手にしたのは太さが途中で変化しているピンクの毛糸だ。無料でマフラーの編み図が配られているし、初心者でも編みやすい。
必要数をレジで会計し、うきうきしているマリリンと席に戻り、買ったものを広げる。
が、編み図を見た直後に眉を寄せて彩羅を見る。
「暗号?」
「わかる、私も最初はそんな気持ちだった」
12号のかぎ針を使い、編み図の読み方を教え、ときには手に持って実演をして見せる。とようやく少し編めたのだが。
「ネイル、マジ邪魔~」
飾りがひっかかるようだが、マリリンは必死にかぎ針と格闘して編み進める。
無事に一段を編んだマリリンはぱあっと顔を輝かせ、それを彩羅に見せつけた。
「あーし、超天才! マジ才能ありすぎ!」
「すごくうまいよ。その調子」
「これ、糸が終わったらどうするの?」
重大な問題に気付いた、と言わんばかりにマリリンが尋ねる。
「結んで続きを編むんだよ」
「最初から長くしておいてくれたらいいのに」
「そういうのもあるけど、すっごく大きくて大変だよ」
「そっか」
マリリンは納得して続きを編もうとしたが。
「そろそろ休憩は終わりだよ」
「マ?」
拓斗の声にマリリンは絶望したかのように落胆を見せた。
「きっと似合うよ」
彼女が手にしたのは太さが途中で変化しているピンクの毛糸だ。無料でマフラーの編み図が配られているし、初心者でも編みやすい。
必要数をレジで会計し、うきうきしているマリリンと席に戻り、買ったものを広げる。
が、編み図を見た直後に眉を寄せて彩羅を見る。
「暗号?」
「わかる、私も最初はそんな気持ちだった」
12号のかぎ針を使い、編み図の読み方を教え、ときには手に持って実演をして見せる。とようやく少し編めたのだが。
「ネイル、マジ邪魔~」
飾りがひっかかるようだが、マリリンは必死にかぎ針と格闘して編み進める。
無事に一段を編んだマリリンはぱあっと顔を輝かせ、それを彩羅に見せつけた。
「あーし、超天才! マジ才能ありすぎ!」
「すごくうまいよ。その調子」
「これ、糸が終わったらどうするの?」
重大な問題に気付いた、と言わんばかりにマリリンが尋ねる。
「結んで続きを編むんだよ」
「最初から長くしておいてくれたらいいのに」
「そういうのもあるけど、すっごく大きくて大変だよ」
「そっか」
マリリンは納得して続きを編もうとしたが。
「そろそろ休憩は終わりだよ」
「マ?」
拓斗の声にマリリンは絶望したかのように落胆を見せた。