こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
彼の大きな手が、繊細な指の動きでかわいい編みぐるみを編んでいくのはどうにもギャップがすごくて、頬がだらしなく緩んでいく。
「そうえいば、お前が編んでるのを見るは初めてだ。すげえな」
「だろ?」
万葉が拓斗に対してだけ得意げなのはなんだかかわいい。
思ってから、まただ、と彩羅は自分にストップをかける。
彼のかわいい一面を感じると庇護欲がわいて、それはすぐさま独占欲につながって、彼の良さを大勢に言って回りたいのに、ほかの人には見られたくなくなってしまう。
ああもう、ほんと自分ってめんどくさい。
こんなめんどくさい奴だと知られたくはないから、彩羅は必死に表情に出ないように気をつけた。
だから、気が付かなかった。
彩羅だけではない。
その場の誰もが楽しく会話をしていて、気が付かなかった。
月菜が恨みのこもった目で自分たちを見ていることに。
「そうえいば、お前が編んでるのを見るは初めてだ。すげえな」
「だろ?」
万葉が拓斗に対してだけ得意げなのはなんだかかわいい。
思ってから、まただ、と彩羅は自分にストップをかける。
彼のかわいい一面を感じると庇護欲がわいて、それはすぐさま独占欲につながって、彼の良さを大勢に言って回りたいのに、ほかの人には見られたくなくなってしまう。
ああもう、ほんと自分ってめんどくさい。
こんなめんどくさい奴だと知られたくはないから、彩羅は必死に表情に出ないように気をつけた。
だから、気が付かなかった。
彩羅だけではない。
その場の誰もが楽しく会話をしていて、気が付かなかった。
月菜が恨みのこもった目で自分たちを見ていることに。