こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
「みんな褒めてますからっ。よく見てください!」
思わず彩羅は言っていた。
「面白がってるだけだろ」
「ギャップがいいんですよ。女性らしいことなんてしなさそうなかっこいい男性が編み物をしているギャップ。女性の心をわしづかみです」
「気遣いは嬉しいが、嘘はよくない」
万葉が信じてくれずに顔をしかめるから、彩羅はついむきになった。
「本当です。私、最初に青空羊さんに会ったとき、恥ずかしがる姿にきゅんとしちゃったんですから!」
「は?」
聞き返され、彩羅ははっとした。
「あはは、なに言ってんでしょうね。あの、それぐらい素敵だったってだけで……」
どうごまかしたらいいのかわからずに、語尾がもにょもにょと消えていく。
「確かに恥ずかしがる姿はかわいいな」
にやり、と万葉が笑うから、彩羅の顔は熱くほてる。
顔を覆うと、くくく、と笑う拓斗の声が聞こえた。
「世間は万葉が思うより寛容なんだよ」
「そうか……」
スクロールしてコメントを見た万葉は、ひとつ頷いてスマホを拓斗に返す。
「俺はとらわれなくていいものにとらわれていたのか」
はあ、と大きく息を吐いて、彼は背もたれにもたれかかる。
「彩羅さんに素敵と言われて心強い気持ちでいたが……人から認めてもらえるというのは、心を軽くするものだな」
万葉は感慨深げにつぶやいた。
思わず彩羅は言っていた。
「面白がってるだけだろ」
「ギャップがいいんですよ。女性らしいことなんてしなさそうなかっこいい男性が編み物をしているギャップ。女性の心をわしづかみです」
「気遣いは嬉しいが、嘘はよくない」
万葉が信じてくれずに顔をしかめるから、彩羅はついむきになった。
「本当です。私、最初に青空羊さんに会ったとき、恥ずかしがる姿にきゅんとしちゃったんですから!」
「は?」
聞き返され、彩羅ははっとした。
「あはは、なに言ってんでしょうね。あの、それぐらい素敵だったってだけで……」
どうごまかしたらいいのかわからずに、語尾がもにょもにょと消えていく。
「確かに恥ずかしがる姿はかわいいな」
にやり、と万葉が笑うから、彩羅の顔は熱くほてる。
顔を覆うと、くくく、と笑う拓斗の声が聞こえた。
「世間は万葉が思うより寛容なんだよ」
「そうか……」
スクロールしてコメントを見た万葉は、ひとつ頷いてスマホを拓斗に返す。
「俺はとらわれなくていいものにとらわれていたのか」
はあ、と大きく息を吐いて、彼は背もたれにもたれかかる。
「彩羅さんに素敵と言われて心強い気持ちでいたが……人から認めてもらえるというのは、心を軽くするものだな」
万葉は感慨深げにつぶやいた。