こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
「この子のこれ、教えたげて」
「これだね。見てて。糸をこっちにくぐらせて……」
 彩羅が教えると、彼女はするすると編み始めた。

「やば! おもしろ」
「やばいっしょ」
「超やばい」

「やばい」だけで盛り上がる彼女たちに、彩羅の頬がゆるむ。
 これをきっかけにはまってくれたらいいな。

「マフラーとか編んで好きぴにコクりたい」
「いいじゃんいいじゃん!」
「でも重くない? いきなりマフラーとか」
 不安そうにするギャルの脇を、隣のギャルが肘でつつく。

「それでやめたらギャルじゃないっしょ!」
「ギャル魂」
「やば」
 結局、彼女らは楽しげに笑い合う。

「できた!」
「私も」
「あーしも!」
 マリリンが得意げにコースターを掲げる。

「せんせ、一緒に写真!」
「はいはい」
 先生は苦笑して、ギャルたちと一緒にギャルピをして写真に納まる。
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