こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
「ネットにアップしていい?」
「どうぞ。私もアップしていいですか?」
「やば、先生も」
ギャルたちがけらけらと笑う。なにが面白いのかわからないが、とにかく楽しそうだ。
編み物講座は盛況のまま終了し、先生とギャルたちはきゃっきゃしながら帰って行った。
「イベント、成功だったね」
「はい」
拓斗と一緒にテーブルの上を片付け、食器は軽く下洗いしてから食洗器に入れる。
「次もイベントをするなら告知を徹底しないとね。今回は椛川さんが友達を連れてくるって言ったから速攻の開催ができたけど」
「経費をかけずに告知するとならSNSですね。ここはSNSのアカウントは作ってませんよね」
「まだね。軌道にのったら作ろうと思って」
「逆に、軌道に乗せるために作る必要があるかもしれません」
「じゃ、君やってくれる?」
「え?」
「言い出しっぺがやるものじゃない? 無理にとは言わないけど」
「えっと……」
彩羅は焦る。
最初はすぐに辞めるつもりだった。なのに居心地がよくてすっかりここでずっと働く気になっていた気がする。アカウントの担当になったら、ますます辞められなくなる気がする。
いったい自分はどうしたいのだろう。
「気が向いたらよろしく」
「はい」
拓斗はあっさり引いたが、彩羅はつい考えてしまう。
いっそここでずっと働く?
「どうぞ。私もアップしていいですか?」
「やば、先生も」
ギャルたちがけらけらと笑う。なにが面白いのかわからないが、とにかく楽しそうだ。
編み物講座は盛況のまま終了し、先生とギャルたちはきゃっきゃしながら帰って行った。
「イベント、成功だったね」
「はい」
拓斗と一緒にテーブルの上を片付け、食器は軽く下洗いしてから食洗器に入れる。
「次もイベントをするなら告知を徹底しないとね。今回は椛川さんが友達を連れてくるって言ったから速攻の開催ができたけど」
「経費をかけずに告知するとならSNSですね。ここはSNSのアカウントは作ってませんよね」
「まだね。軌道にのったら作ろうと思って」
「逆に、軌道に乗せるために作る必要があるかもしれません」
「じゃ、君やってくれる?」
「え?」
「言い出しっぺがやるものじゃない? 無理にとは言わないけど」
「えっと……」
彩羅は焦る。
最初はすぐに辞めるつもりだった。なのに居心地がよくてすっかりここでずっと働く気になっていた気がする。アカウントの担当になったら、ますます辞められなくなる気がする。
いったい自分はどうしたいのだろう。
「気が向いたらよろしく」
「はい」
拓斗はあっさり引いたが、彩羅はつい考えてしまう。
いっそここでずっと働く?