聖女の力を搾取されて使い捨てられた元聖女は、辺境地へ国外追放されて冷酷聖騎士に溺愛されながら運命愛に導かれました
アンナは辺境伯にこれから世話になる教会を教えてもらい、そこへ向かう。
辺境伯の屋敷からあまり離れていない所に教会はあった。
アンナは教会を見上げると、どこかで見た事あるような気がした。
アンナは教会の聖堂へ入ると、見た事がある牧師がアンナを待っていた。
「まさか、うちの教会に聖女様が来てくださると思わなかったわぁ。自由にくつろいでね~!」
ハンナはおっとりとした雰囲気を表すような話し方でアンナを歓迎する。
「よろしくお願いします。先日は本当にありがとうございました」
アンナは深々とお辞儀をする。
「気にしないでいいのよ~。あの時より体調が良くなってよかったわぁ。目を覚ますか本当に心配だったのよ」
「牧師様のお名前は確かーー」
「私はハンナよ。聖女様はアンナ様だったわね?」
アンナは名乗った覚えがないが、レユスットがアンナを迎えに来た時に名前を呼んでいたのと、辺境伯から連絡を受けて知っていたのだろうと推測した。
「あの、ハンナ様。わたしのことはマリーと呼んでください」
「どうしてなの?」
ハンナはマリーの突然の申し出に疑問符を浮かべる。
「わたしは聖女を辞めました。なので聖女名のアンナで呼ばれるのは気が引けます。本名のマリーで呼んでもらえると嬉しいです」
マリーはここへ向かう馬車の中で考えていた。
聖女ではなくなったため、聖女名を使い続けるのに気が引けていた。
マリーの聖女名は大聖女アンナが由来になっており、自分で決めて気に入っていたが、これからは本名のマリーを使うことに決めていた。
「今は元聖女という事ね。じゃあマリーさんと呼ぶわね。私のこともハンナでいいわよ」
「ありがとうございます。ハンナさん、わたしは何をしたらよいのでしょう? 何でも言いつけてください」
マリーは聖女の時と同じように上長のハンナの指示に従うつもりで尋ねた。
「まだ体調が良くなってないと聞いたけど。辺境の田舎だから、体調が良くなるようにのんびり過ごしてね」
ハンナはマリーが聖女の時と同じように自分に聞いているのだと気づき、マリーへ自由に過ごすように伝えた。
しかしマリーは眉根を寄せて困った表情をして答える。
「それが、分かりません……」
辺境伯の屋敷からあまり離れていない所に教会はあった。
アンナは教会を見上げると、どこかで見た事あるような気がした。
アンナは教会の聖堂へ入ると、見た事がある牧師がアンナを待っていた。
「まさか、うちの教会に聖女様が来てくださると思わなかったわぁ。自由にくつろいでね~!」
ハンナはおっとりとした雰囲気を表すような話し方でアンナを歓迎する。
「よろしくお願いします。先日は本当にありがとうございました」
アンナは深々とお辞儀をする。
「気にしないでいいのよ~。あの時より体調が良くなってよかったわぁ。目を覚ますか本当に心配だったのよ」
「牧師様のお名前は確かーー」
「私はハンナよ。聖女様はアンナ様だったわね?」
アンナは名乗った覚えがないが、レユスットがアンナを迎えに来た時に名前を呼んでいたのと、辺境伯から連絡を受けて知っていたのだろうと推測した。
「あの、ハンナ様。わたしのことはマリーと呼んでください」
「どうしてなの?」
ハンナはマリーの突然の申し出に疑問符を浮かべる。
「わたしは聖女を辞めました。なので聖女名のアンナで呼ばれるのは気が引けます。本名のマリーで呼んでもらえると嬉しいです」
マリーはここへ向かう馬車の中で考えていた。
聖女ではなくなったため、聖女名を使い続けるのに気が引けていた。
マリーの聖女名は大聖女アンナが由来になっており、自分で決めて気に入っていたが、これからは本名のマリーを使うことに決めていた。
「今は元聖女という事ね。じゃあマリーさんと呼ぶわね。私のこともハンナでいいわよ」
「ありがとうございます。ハンナさん、わたしは何をしたらよいのでしょう? 何でも言いつけてください」
マリーは聖女の時と同じように上長のハンナの指示に従うつもりで尋ねた。
「まだ体調が良くなってないと聞いたけど。辺境の田舎だから、体調が良くなるようにのんびり過ごしてね」
ハンナはマリーが聖女の時と同じように自分に聞いているのだと気づき、マリーへ自由に過ごすように伝えた。
しかしマリーは眉根を寄せて困った表情をして答える。
「それが、分かりません……」