聖女の力を搾取されて使い捨てられた元聖女は、辺境地へ国外追放されて冷酷聖騎士に溺愛されながら運命愛に導かれました
マリーはイチゴのフレッシュジュースを飲み、次にイチゴタルトを食べて終えて、こちらをじっと見つめるウィラルドに声をかける。
「あの……、見つめられていると食べづらいです。それにわたしだけ食べているのも気が引けます。なので、これをどうぞ」
マリーはイチゴをカスタードクリームと一緒に挟んだパンをウィラルドに渡す。
「アンナ様は腹が減っているんだろ? 一番腹の足しになりそうな物を渡すのか?」
「見たことがなくて美味しそうだったので選びました。わたしは明日また買います」
白バラ祭りは一週間開催されている。マリーは気軽な気持ちでウィラルドへパンを渡す。
「そういう時はこうするんだろ」
ウィラルドはパンを受け取り、半分にちぎる。
若干右の方が大きかったため、右手に持っているパンをマリーへ渡す。
「ありがとうございます。ウィラルド様は優しいのですね」
マリーは笑顔でパンを受け取る。
本当は一番食べたかったものだったので、ウィラルドの気持ちが嬉しかった。
「俺も一人で食べるのは気が引ける」
マリーはウィラルドに感謝して、パンを食べ始める。
甘酸っぱいイチゴと甘いカスタードクリームが合っていて、とても美味しい。
「美味しいですね!」
マリーはウィラルドへ満面の笑みを浮かべる。
「そうか、それはよかった。アンナ様、ここに大きいイチゴがある。ここを食べろ」
パンを食べようとしたウィラルドが気づき、その部分をちぎってマリーへ渡そうとする。
「ウィラルド様の分がなくなってしまうわ」
「まだ端が残っている。遠慮するな、食べさせてやる。ほら、あーん」
「え……」
ウィラルドは笑顔でカスタードクリームの中に大きいイチゴが入ったパンをマリーの前へ差し出す。
マリーはウィラルドが差し出さすパンをどうしたらいいか迷ったが、照れた表情でパンを小さくかじる。
マリーはウィラルドに美味しいかと問われて照れながら「美味しいです」と答え、そのままウィラルドに質問をする。
「ウィラルド様は誰かにこういう事をするのですか?」
「いま初めてやっている」
マリーはいま会ったばかりなのになぜ初めてやる相手が自分なのだろうと思ったが、素直に嬉しかった。
ウィラルドはマリーにパンを食べさせて、小さいイチゴが挟まれている端を食べる。
ウィラルドはマリーの楽しそうな顔を見て呟く。
「楽しいな」
「はい」
マリーは自分に微笑むウィラルドを見つめて返事をする。
強引な所があるが、ウィラルドの優しさがマリーに伝わる。
ウィラルドと一緒にいるマリーの心は高鳴り、穏やかで温かい気持ちになっていた。
「あの……、見つめられていると食べづらいです。それにわたしだけ食べているのも気が引けます。なので、これをどうぞ」
マリーはイチゴをカスタードクリームと一緒に挟んだパンをウィラルドに渡す。
「アンナ様は腹が減っているんだろ? 一番腹の足しになりそうな物を渡すのか?」
「見たことがなくて美味しそうだったので選びました。わたしは明日また買います」
白バラ祭りは一週間開催されている。マリーは気軽な気持ちでウィラルドへパンを渡す。
「そういう時はこうするんだろ」
ウィラルドはパンを受け取り、半分にちぎる。
若干右の方が大きかったため、右手に持っているパンをマリーへ渡す。
「ありがとうございます。ウィラルド様は優しいのですね」
マリーは笑顔でパンを受け取る。
本当は一番食べたかったものだったので、ウィラルドの気持ちが嬉しかった。
「俺も一人で食べるのは気が引ける」
マリーはウィラルドに感謝して、パンを食べ始める。
甘酸っぱいイチゴと甘いカスタードクリームが合っていて、とても美味しい。
「美味しいですね!」
マリーはウィラルドへ満面の笑みを浮かべる。
「そうか、それはよかった。アンナ様、ここに大きいイチゴがある。ここを食べろ」
パンを食べようとしたウィラルドが気づき、その部分をちぎってマリーへ渡そうとする。
「ウィラルド様の分がなくなってしまうわ」
「まだ端が残っている。遠慮するな、食べさせてやる。ほら、あーん」
「え……」
ウィラルドは笑顔でカスタードクリームの中に大きいイチゴが入ったパンをマリーの前へ差し出す。
マリーはウィラルドが差し出さすパンをどうしたらいいか迷ったが、照れた表情でパンを小さくかじる。
マリーはウィラルドに美味しいかと問われて照れながら「美味しいです」と答え、そのままウィラルドに質問をする。
「ウィラルド様は誰かにこういう事をするのですか?」
「いま初めてやっている」
マリーはいま会ったばかりなのになぜ初めてやる相手が自分なのだろうと思ったが、素直に嬉しかった。
ウィラルドはマリーにパンを食べさせて、小さいイチゴが挟まれている端を食べる。
ウィラルドはマリーの楽しそうな顔を見て呟く。
「楽しいな」
「はい」
マリーは自分に微笑むウィラルドを見つめて返事をする。
強引な所があるが、ウィラルドの優しさがマリーに伝わる。
ウィラルドと一緒にいるマリーの心は高鳴り、穏やかで温かい気持ちになっていた。