聖女の力を搾取されて使い捨てられた元聖女は、辺境地へ国外追放されて冷酷聖騎士に溺愛されながら運命愛に導かれました
気づけば赤ちゃんドラゴンの姿はなく、魔獣討伐の騒ぎでどこかへ行ってしまったようだ。
魔獣はウィラルドに倒されて、まばゆい白い光の霞となって消えた。
「すごい……」
マリーはウィラルドの実力に目を丸くする。
レユスットの時は隊員全員で一体の魔獣を倒すのがやっとだった。
ウィラルドは一撃で複数の魔物を一人で倒している。
こんなに簡単に倒せるものなのだろうかとマリーは自分の目を疑う。
マリーは魔物の動きを見切っているような無駄のない動きと魔物に対して容赦のないウィラルドの圧倒的な聖騎士の力から目が離せなかった。
ウィラルドは聖剣に付いた汚れを一振りして落とし、白い光が落ち着いた聖剣を鞘に収める。
「マリー、怪我はないか?」
ウィラルドの表情は険しいものから、いつもマリーへ向ける優しい表情に戻っていた。
「ないわ。ウィラルド様、守ってくれてありがとう」
マリーは嬉しそうに微笑んでウィラルドにお礼を伝える。
マリーは自分に魔物が近づくことがなく討伐が終わった事に安堵する。
レユスットの時は木の陰に隠れるか魔物に見つかれば逃げていたため、ウィラルドが自分を守ってくれた事がマリーにとってとても嬉しかった。
「当然のことをしただけだ」
ウィラルドはマリーが無事な事に満足そうに微笑み、自分の胸に手を当ててマリーに一礼すると自分の手のひらを見つめる。
「…………」
ウィラルドは何かを考えるように無言になり、表情を変える。
「……今の力、これが聖女の力なのか?」
マリーが聞き返すとウィラルドが言葉を続ける。
「今の魔獣は白い光の霞となって消えた。いつもは黒い塵となって消えていた。……マリー、聖女の力を失っているのではないのか?」
マリーがレユスットと討伐へ行っていた時、魔物は淡く白い光の霞となって消えていた。
先程のウィラルドの時はまばゆい白い光の霞だった。
「そのはずだけど……」
マリーは自分の手の甲を見つめる。
マリーの手の甲は先程まで聖女の紋章が浮き出て白く強い光を放っていた。
マリー自身もなぜ自分に聖女の力が戻っているのか分からず不思議だった。
(なぜ俺の聖剣が白く光る? まさかーー)
ウィラルドは不思議そうに自分の手の甲を見ているマリーを見つめて決意を固める。
「マリーも一緒に俺の王城へ来てくれ」
「え?」
マリーはウィラルドに突拍子もなく言われて、唖然とする。
魔獣はウィラルドに倒されて、まばゆい白い光の霞となって消えた。
「すごい……」
マリーはウィラルドの実力に目を丸くする。
レユスットの時は隊員全員で一体の魔獣を倒すのがやっとだった。
ウィラルドは一撃で複数の魔物を一人で倒している。
こんなに簡単に倒せるものなのだろうかとマリーは自分の目を疑う。
マリーは魔物の動きを見切っているような無駄のない動きと魔物に対して容赦のないウィラルドの圧倒的な聖騎士の力から目が離せなかった。
ウィラルドは聖剣に付いた汚れを一振りして落とし、白い光が落ち着いた聖剣を鞘に収める。
「マリー、怪我はないか?」
ウィラルドの表情は険しいものから、いつもマリーへ向ける優しい表情に戻っていた。
「ないわ。ウィラルド様、守ってくれてありがとう」
マリーは嬉しそうに微笑んでウィラルドにお礼を伝える。
マリーは自分に魔物が近づくことがなく討伐が終わった事に安堵する。
レユスットの時は木の陰に隠れるか魔物に見つかれば逃げていたため、ウィラルドが自分を守ってくれた事がマリーにとってとても嬉しかった。
「当然のことをしただけだ」
ウィラルドはマリーが無事な事に満足そうに微笑み、自分の胸に手を当ててマリーに一礼すると自分の手のひらを見つめる。
「…………」
ウィラルドは何かを考えるように無言になり、表情を変える。
「……今の力、これが聖女の力なのか?」
マリーが聞き返すとウィラルドが言葉を続ける。
「今の魔獣は白い光の霞となって消えた。いつもは黒い塵となって消えていた。……マリー、聖女の力を失っているのではないのか?」
マリーがレユスットと討伐へ行っていた時、魔物は淡く白い光の霞となって消えていた。
先程のウィラルドの時はまばゆい白い光の霞だった。
「そのはずだけど……」
マリーは自分の手の甲を見つめる。
マリーの手の甲は先程まで聖女の紋章が浮き出て白く強い光を放っていた。
マリー自身もなぜ自分に聖女の力が戻っているのか分からず不思議だった。
(なぜ俺の聖剣が白く光る? まさかーー)
ウィラルドは不思議そうに自分の手の甲を見ているマリーを見つめて決意を固める。
「マリーも一緒に俺の王城へ来てくれ」
「え?」
マリーはウィラルドに突拍子もなく言われて、唖然とする。