聖女の力を搾取されて使い捨てられた元聖女は、辺境地へ国外追放されて冷酷聖騎士に溺愛されながら運命愛に導かれました
四人は紅茶やスイーツの種類が豊富にあり、ティータイムを楽しめるオシャレなカフェへやってきた。
四人は店内に入ると、アフタヌーンティーを楽しむ女性客で賑わっている。
女性客の一人がウィラルドとレユスットに注目すると、つられるように他の女性客たちもウィラルドとレユスットに視線を向ける。
容姿が良い二人は女性客に注目されて目立っている。
マリーとヘレナも容姿が良く、端から見ると美男美女が連れ立って店内へ入って来たように華やかで、店内の客は四人に釘付けになる。
店内の女性客たちは店長に席へ案内される四人の噂を始める。
「あの方は隣国の聖騎士団長様よ! わたくしに声をかけてくださったわ」
レユスットは自分の噂をする女性に小さく手を振ると、女性は嬉しそうに手を振り返す。
「聖騎士王太子殿下がいらっしゃるわ! お声がけしづらいけれど、強くて端正なお顔立ち、なんて素敵なのかしら。女性とご一緒にいらっしゃるのを初めて見たわ」
ウィラルドは何も気にせずマリーの後ろを歩いている。
「ご一緒の女性は広場で見た事あるかしら。華やで綺麗だわ」
「髪がピンク色の方は澄んだような美しさで可愛らしいわね」
ヘレナは気にせず歩き、気が重いマリーには噂が耳に届いておらず、視線を下げて歩いている。
店長は四人をテラス席へ案内する。
テラス席は広場に面しており、広場を歩いている女性たちがレユスットに気づくと挨拶をする。
席はマリーが広場に面した席に座り、ウィラルドはその隣に座る。
ウィラルドはレユスットがマリーと向かい合わせの席に座ろうとしているのを睨んでいる。
ウィラルドがレユスットへ何か言おうとした所、ヘレナがマリーと向かい合わせになる席へ強引に座った。
ヘレナはこれ以上、雰囲気が悪くなるのを避けたかった。
レユスットは自身を睨んでくるウィラルドの前に座ることになった。
ヘレナは明るい声を意識してメニューと眺めて選び始める。
「えっと、どれにしようかなー。マリーちゃんはどれがいい?」
「え? ええ……」
マリーは首から下げている聖女のロザリオを握って俯く。
マリーはメニューに目を落とすが、選べない。
マリーはレユスットに会い、置き去りにされた事、聖女の力をなくした事を思い出してしまっていた。
ウィラルドはテーブルの下で耐えるように握られているマリーの手を優しく包む。
マリーの顔は一瞬で明るくなり、ウィラルドを見つめる。
不機嫌だったウィラルドはマリーを見る時だけは優しい表情と視線をしている。
ヘレナはメニューに目を通してスイーツを選んでいる。
「どれも美味しそうよ。あたしはガトーショコラと紅茶にしようかなー。マリーちゃんはどれにする? お二人は何にするか決まった?」
ヘレナはどうにか雰囲気を良くしようと明るく振る舞うが、声がこわばっている。
「ヘレナさんはそういうものが好みなんだね。僕も同じものにしようかな。アンナは決まった?」
「気安く声をかけるな」
ウィラルドはマリーとレユスットを会話させないように返している。
「う~……」
ヘレナは雰囲気の悪さに頭を抱えて困っている。
「わたしは、これにします」
マリーは何とかメニューを選び、指をさす。
「俺もマリーと同じものにしよう」
マリーとウィラルドはイチゴのタルトとイチゴフレーバーの紅茶を選び、全員の注文が決まった。
「注文お願いします!」
ヘレナが店内にいるウェイトレスを呼ぶが、誰も来ない。
「あたしが行く!」
「私が行くの!」
ウェイトレスたちは美男美女が囲む華やかなテーブルの注文を誰が取りに行くかで揉めている。
店の客たちはそれを眺めて見守っている。
「お願いだから、早く注文取りに来て!」
一刻も早くこの状況を脱したいヘレナは心の中で泣いている。
結局、店長が注文を取り、しばらくして注文したアフタヌーンティーが運ばれてきた。
四人は店内に入ると、アフタヌーンティーを楽しむ女性客で賑わっている。
女性客の一人がウィラルドとレユスットに注目すると、つられるように他の女性客たちもウィラルドとレユスットに視線を向ける。
容姿が良い二人は女性客に注目されて目立っている。
マリーとヘレナも容姿が良く、端から見ると美男美女が連れ立って店内へ入って来たように華やかで、店内の客は四人に釘付けになる。
店内の女性客たちは店長に席へ案内される四人の噂を始める。
「あの方は隣国の聖騎士団長様よ! わたくしに声をかけてくださったわ」
レユスットは自分の噂をする女性に小さく手を振ると、女性は嬉しそうに手を振り返す。
「聖騎士王太子殿下がいらっしゃるわ! お声がけしづらいけれど、強くて端正なお顔立ち、なんて素敵なのかしら。女性とご一緒にいらっしゃるのを初めて見たわ」
ウィラルドは何も気にせずマリーの後ろを歩いている。
「ご一緒の女性は広場で見た事あるかしら。華やで綺麗だわ」
「髪がピンク色の方は澄んだような美しさで可愛らしいわね」
ヘレナは気にせず歩き、気が重いマリーには噂が耳に届いておらず、視線を下げて歩いている。
店長は四人をテラス席へ案内する。
テラス席は広場に面しており、広場を歩いている女性たちがレユスットに気づくと挨拶をする。
席はマリーが広場に面した席に座り、ウィラルドはその隣に座る。
ウィラルドはレユスットがマリーと向かい合わせの席に座ろうとしているのを睨んでいる。
ウィラルドがレユスットへ何か言おうとした所、ヘレナがマリーと向かい合わせになる席へ強引に座った。
ヘレナはこれ以上、雰囲気が悪くなるのを避けたかった。
レユスットは自身を睨んでくるウィラルドの前に座ることになった。
ヘレナは明るい声を意識してメニューと眺めて選び始める。
「えっと、どれにしようかなー。マリーちゃんはどれがいい?」
「え? ええ……」
マリーは首から下げている聖女のロザリオを握って俯く。
マリーはメニューに目を落とすが、選べない。
マリーはレユスットに会い、置き去りにされた事、聖女の力をなくした事を思い出してしまっていた。
ウィラルドはテーブルの下で耐えるように握られているマリーの手を優しく包む。
マリーの顔は一瞬で明るくなり、ウィラルドを見つめる。
不機嫌だったウィラルドはマリーを見る時だけは優しい表情と視線をしている。
ヘレナはメニューに目を通してスイーツを選んでいる。
「どれも美味しそうよ。あたしはガトーショコラと紅茶にしようかなー。マリーちゃんはどれにする? お二人は何にするか決まった?」
ヘレナはどうにか雰囲気を良くしようと明るく振る舞うが、声がこわばっている。
「ヘレナさんはそういうものが好みなんだね。僕も同じものにしようかな。アンナは決まった?」
「気安く声をかけるな」
ウィラルドはマリーとレユスットを会話させないように返している。
「う~……」
ヘレナは雰囲気の悪さに頭を抱えて困っている。
「わたしは、これにします」
マリーは何とかメニューを選び、指をさす。
「俺もマリーと同じものにしよう」
マリーとウィラルドはイチゴのタルトとイチゴフレーバーの紅茶を選び、全員の注文が決まった。
「注文お願いします!」
ヘレナが店内にいるウェイトレスを呼ぶが、誰も来ない。
「あたしが行く!」
「私が行くの!」
ウェイトレスたちは美男美女が囲む華やかなテーブルの注文を誰が取りに行くかで揉めている。
店の客たちはそれを眺めて見守っている。
「お願いだから、早く注文取りに来て!」
一刻も早くこの状況を脱したいヘレナは心の中で泣いている。
結局、店長が注文を取り、しばらくして注文したアフタヌーンティーが運ばれてきた。