カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編
「どうして…?
ここにいるの?」




震えそうな声を必死に悟られないようにやっとの思いで、声にだした。



「平田から聞いたんだ。
今日、海に来てるって…。」



真すぐにぶれない瞳で見つめる視線にいまさら、ときめいても、ダメなんだってば…


だって・・

私はもう、松岡の者になるから・・






「元気…だったの?」





そんな言葉を絞りだすのが、精一杯。

だって…


ドキドキして、心臓が破裂しそうなの。




「元気だったよ。」


ゆっくりと、歩み寄る彼の姿に



私は身動き一つ出来ないでいた。


「松岡さんと…結婚するんだってな?」






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