く ち な し―身代わりの恋

雑用を済ませて地元に戻ると、ドッと疲れが出た。
熱は引いても身体がダルくて、丸一日、ベッドから起き上がれなかった。

事務的な作業を2日しないだけで、それは山のように貯まっていく。


「……無能だから仕方ないじゃない」

祐介の言った事を根に持って、それからは目を背けて眠り続けた。


その夜。

【ニュースになってなくて良かったな】

もう会うこともないと思っていた大橋から、メッセージが届いた。
< 109 / 115 >

この作品をシェア

pagetop