く ち な し―身代わりの恋
車に乗って直ぐに、大橋はラジオからオーディオに変えて音楽を流した。
ランダムに色んな曲が入ってるらしく、一曲目はドラマか何かの主題歌だったけれど、二曲目、
「あ……れ」
これ。
私の好きなバンドの曲だ。
しかも、昔にヒットしたもので、まさかそれを他人の車で聴こうとは。
「俺さ、最近の曲、全然わかんないだよな。だから古いのばっか入ってる」
まるで中年のような事を言う大橋がサビを口ずさんでいる。
「私、この曲っていうか、このバンド好きで。昔、ライヴにも行ってた。ちょっとだけ追っかけしてたの」
私がちょっと恥ずかし気に話すと、
「そうなの? あ、いや、全然想像つかない!」
意外そうに笑っていた。
ランダムに色んな曲が入ってるらしく、一曲目はドラマか何かの主題歌だったけれど、二曲目、
「あ……れ」
これ。
私の好きなバンドの曲だ。
しかも、昔にヒットしたもので、まさかそれを他人の車で聴こうとは。
「俺さ、最近の曲、全然わかんないだよな。だから古いのばっか入ってる」
まるで中年のような事を言う大橋がサビを口ずさんでいる。
「私、この曲っていうか、このバンド好きで。昔、ライヴにも行ってた。ちょっとだけ追っかけしてたの」
私がちょっと恥ずかし気に話すと、
「そうなの? あ、いや、全然想像つかない!」
意外そうに笑っていた。