く ち な し―身代わりの恋
* * *

約束をすっぽかされた日の夜。
大橋からメッセージが来ていた。

【どうしても行けない急用ができて。本当にゴメン】

会社を経営してるのだから忙しいのは分かる。
でも、もっと早くに連絡できなかったの?
お弁当、捨てちゃったし。
まだ怒りがおさまっていない私は、それに返信はしなかった。

祐介も今夜は理と飲むって言ってるし、ご飯は適当に済ませて(らく)しよう。

私はシャワーを浴びて早々に寝るつもりだった。
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