く ち な し―身代わりの恋
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「なんで朝から風呂入ってんの?」

ようやく祐介が気づいて、壊れた扉を開けて貰うも、その時はフラフラ。

「昨夜、貴方が一緒に入ろうとか言うからでしょ?」

「は? 何で俺がお前なんかと入りたがるんだよ」

お前なんか? そもそも覚えてないの?
ムッとした私を見て、祐介は、しまったって顔をする。
それからは私を見ないで、

「また今日から泊まりだから」

さっさと身支度をして出掛けてしまった。

泊まり?
今日は何だった?
祐介のスケジュールを見たら、鹿児島のネオン周辺道路の渋滞対策視察となっていた。

と言う事は、やっぱりこの町へのネオン出店は間違いないんだ。
服部さん達の猛烈な怒りが想像できる。
地域開発に貢献する大型ショッピングモールと、地元商店街との共存する道はないのだろうか?
そんな事を考えながら髪を乾かして、今日の予定の為の準備をした。


大橋から数回メッセージが届いていたけれど、見る事もしなかった。
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