く ち な し―身代わりの恋
どのくらい眠っていたのか。

目を覚ますと、外はすっかり暗くなっていた。
側に大橋の姿はない。

起き上がって、自分がキャミではなく、真新しいTシャツを着てる事に気づく。
汗かいて着替えさせてくれた?
夫に見られてもどうって事ないけれど、大橋となると恥ずかしい。

周辺を見回し、バッグからスマホを取り出して時間を確認すると夕方の七時半だった。

大橋は、今、何してる?
時間は大丈夫なの?

大きめのTシャツがミニワンピのようで恥ずかしかったけれど、そのまま部屋から出て大橋を探した。
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