友情vs恋愛~あなたは、どちらを優先しますか?~

エピローグ:作者の裏側ぶちまけ部屋

あとがき ――作者の裏側ぶちまけ部屋――

はい!!!というわけで、全10話の長旅、本当にお疲れ様でした!!!
全く関係のない話なんですけど、実はね、本作で30冊目を迎えました!!
拍手!!!!
拍手してくださいね?(圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧圧)  圧をかけすぎましたね笑。
そして最後までお付き合いいただき、本当に、本当にありがとうございました!!!
切ない片思い、ドロドロの禁断症状、胸がキリキリ痛む板挟み、そしてちょっとニヤニヤしちゃう急展開まで、ありとあらゆる「友情vs恋愛」のシチュエーションを駆け抜けてきました。
1話ごとに「うわぁ……」とか「ひぇぇ……」とか、感情を激しく揺さぶられた方も多いのではないでしょうか。
……さて。物語がすべて完結したということで、ここからは完全に私、作者のプライベートゾーンです。
お待たせいたしました。
ここで作者の裏側の本音、脳内のすべてのパッションを、包み隠さず、オブラートをすべてシュレッダーにかけながら、大声でぶちまけさせていただきたいと思います!!!
準備はいいですか? 行きますよ?

私は!!!!何が何でも!!!!天変地異が起きようとも!!!!絶対に友情を選びます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もうね、ぶっちゃけた話をします。この全10話の構成を考えて、キャラクターたちを動かして、切ないセリフを一行一行書いている間、私の心の中の「裏のナレーション」はずっと大暴れしていました。
「おい待てさくら! 幹太は確かにいい奴だけど、幼稚園からの心友・純玲の笑顔を曇らせてまで奪う価値があるのか!?」
「玲奈、陸くんの傘の傾け方に騙されるな!心美がこれまでお前に向けてくれた優しさの総量はそんなもんじゃないぞ!」って、ずーーーっと脳内でツッコミの嵐が吹き荒れていたんです(笑)。

だって、冷静に考えてみてくださいよ。
恋愛なんて、ぶっちゃけちゃえばいつ終わるか分からないじゃないですか。
あんなに「一生一緒だよ」とか「世界で一番愛してる」とか言って情熱的に燃え上がっていたカップルが、数ヶ月後には「価値観の違い」とか言ってあっさり赤の他人に戻るなんてケース、この世にごまんと転がっています。
恋は盲目、熱しやすく冷めやすい、まさに諸行無常の極みです。
でも、友情はどうですか?
一緒にバカなことをして笑い転げた記憶、テスト前にファミレスで愚痴りながら徹夜した夜、失恋した時に夜中に電話をかけて大泣きした時、何も言わずに隣にいてくれたあの安心感。これまで何年も、何十年もかけて、お互いの良いところも悪いところも全部ひっくるめて築き上げてきた「心友」との絆。これって、ちょっとやそっとのことで崩れるようなヤワなものじゃないんですよ。
それなのに! たった一人の異性が現れたからって、その一生モノの宝物を天秤にかけるなんて、私には到底信じられません!「男(女)なんて星の数ほどいるけれど、本当の心友は人生で片手で数えるほどしか出会えないんだよ!!!」って、全話の主人公たちの肩を掴んで、ガクガク揺さぶって説教したいくらいの気持ちでした(笑)。

ここでちょっと、作中の彼らの「その後」について、私の脳内裏設定をぶちまけさせてください。
まず第1話のさくら。彼女が自分の恋心にカギをかけたのは、純玲を失いたくなかったから。私はこの決断を大肯定します。もしここでドロドロの奪い合いになっていたら、仮に幹太と付き合えたとしても、さくらの心には一生後悔が残ったはず。純玲とさくらが、おばあちゃんになってもコタツでみかんを食べながら「昔、同じ人好きになったよね〜」「あったね〜!」って笑い合える未来の方が、絶対に尊いです。

そして第2話の玲奈。親友の彼氏である陸くんに惹かれちゃう気持ちは、百歩譲って不可抗力だとしましょう。人間だもの、素敵な人を素敵だと思ってしまうのは止められない。でも、そこで「一歩踏み出さずに踏みとどまった」こと、それこそが玲奈の心美への最大の愛です。ここで略奪に走ったら、その恋は罪悪感まみれで絶対に長続きしませんからね!

逆に、第7話の実咲みたいに「恋人と親友の相性が最悪」っていうパターン。これは本当に胃が痛かった……。実咲を苦しめた大輝とひまりですけど、私なら速攻でひまり(親友)の味方をします(笑)。だって、親友が「あの男はやめとけ」って言う時って、だいたい本当にやめといた方がいい男なんですよ。恋で盲目になっている自分を、客観的に見て目を覚まさせてくれるのは、いつだって親友なんです。大輝くんには申し訳ないけど、ひまりのファインプレーです!

……あ、もちろんね? 最終話の遥と徹みたいに、「長年の親友から恋人(夫婦)になる」っていうパターンは、これはこれでアリだと思いますよ! これこそが、友情をベースにした究極の信頼関係のゴールデンルートですからね。ベースに強い友情があるからこそ、ちょっとしたことでは揺るがない最強のパートナーになれるわけです。つまり、ここでもやっぱり「友情(信頼)」が勝っているんですよ!

こうして振り返ると、私はやっぱり「人間関係の根底には、強いリスペクトと友情があってほしい」という執念が凄まじいんだなと、自分でも呆れるくらい実感しています(笑)。
作中のキャラクターたちは、私のこの激しい偏見(?)を跳ね除けて、みんな一生懸命に悩み、傷つきながら、それぞれの「白黒つけられない答え」を選び取っていきました。
物語の作者としては、彼らの出した決断を、一歩引いて「みんな頑張ったね、幸せになってね」と全力で応援しています。
さて、熱苦しく2,000文字近くぶちまけてしまいましたが、ここまで読んでくださった読者のみなさんは、一体どちら派でしょうか?
「いやいや、私は何があっても運命の恋を優先する!」という情熱派の方もいれば、「やっぱり紫陽花ちゃん(あ、私ね?)の言う通り、持つべきものは友だよね」という友情派の方もいると思います。
あるいは、シチュエーションによってグラグラ揺れ動いちゃうよ、というリアルな意見もあるはずです。
どれが正解なんてありません。だからこそ、この「友情vs恋愛」というテーマは、人類永遠の究極の問いクエスチョンなのです。

この本を読み終えてパッとスマホを閉じた時、あなたの頭に一番に浮かんだのは誰の顔でしたか?
大好きな恋人の顔でしょうか。それとも、何でも話せるあいつの顔でしょうか。
もし、後者の「友達」の顔が浮かんだそこのあなた。
今すぐその人に「元気?」ってLINEを送っちゃいましょう!
そして、これからもその宝物のような絆を、どうか世界で一番大切にしていってくださいね。

それでは、またどこかの物語でお会いしましょう!
(最大級のメガホンで)みんな、友達を一生!!!!!!!大事にしようねーーーー!!!!!!!!
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